ペグル(Peggle) / Popcap




とりあえずPeggle大往生(全実績解除)出来たので色々とメモを。主観大多数あり。

Peggleとは
Peggleを楽しむには
キャラ考察的なお話
スタイルショット的なお話
実績的なお話
まじめに大往生するには
◎Peggleとは
PeggleとはPopcap社製のピンボールパズルです。

一見ただのピンボールゲームですが、ステージ構成の豊富さ・絶妙なタイミングの各演出・鬱陶しい可愛らしい齧歯類・そして鬼のような実績が貴方を魅了するかもしれません。


システムとしては単純。背景に合うようにデザインされた100個の内25個の赤ピンを、ボール10個を使い切る内にヒットさせて消去するだけです。
ヒットした赤ピン、青ピンなどの各種合計によってターン毎に得点が得られ、25000点・75000点・125000点毎にボールが一個増えます。

また各種特殊なプレイをする(プレイになってしまう)事で特別なボーナス点を得られます(スタイルショット)。
また下にあるバケツに撃ったボールが入るとボールが一個戻ります(フリーボール)。


最後の赤ピンを消去しようとするとドラムロールと共にフィーバーカム(最近名称を知った)がボールをズームし、
見事ヒットに成功すればEXTREME FEVERのポップアップと共にベートーヴェンの第九(歓喜の歌)が貴方を祝福してくれます。

その先にはULTRA EXTREME FEVER、バケツキック、クールクリア、果ては狙ってバケツキック+クールクリア+マルチボールマッドネスという桃源郷が待っています。
◎Peggleを楽しむには
日本語版と英語版が存在しますが、ここは当然日本語版を選択しましょう。とりあえずデモでも良いでしょう。
この選択はきわめて重要です。まあ日本タグでXBLAであれば日本語になると思いますが。

最近iPhone版をちょこちょこ始めていますが、やはり後述するジミーの間違った日本語訳が無いというのは大きな減点対象です。


まあどんなゲームでもそうっちゃそうですが、この手のシンプルなゲームを継続して楽しむには当然飽きないことが重要です。
飽きないためには攻略して先に進める(とりあえずアドベンチャーの話)というのもありますが、このゲームの場合飽きる飽きないというより人を選ぶ選ばないポイントとして、
ジミー・ライトニングとウマがあうかあわないか
これに尽きます。何をバカな、と言われるかもしれませんが、絶妙すぎるジミーのタイミング・挙動にカタルシスを感じるかガチでウザいと思うかで、
このゲームに対する好感度・嫌悪度というのは大きく変わってくると思います。


Peggleを(個人的に旬の)レイディアントシルバーガンのボス紹介風に書くとすれば、

1:JIMMY THE LIGHTNING
2:LOOK OVER TO LINES
3:...AND LUCK

1:ジミー・ライトニング
2:軌道をよく見ること
3:そして運


これぐらいジミー・ライトニングだと言っても過言ではありません。

ジミーの出現条件は「スタイルショットを決めた上でランダム」です。だと思います。ただフリーボールスキルやクリア系のスタイルショットでは出てきません。おそらく25000点以上だと思います。
ですのでジミーを期待してスタイルショットを狙っても出なくてガッカリすることもあり、たまたまスタイルショットになってしまったときに突然出現します(オレンジアタックでよくある)。


ジミーのセリフには、「ヤバい!」「スゴすぎ!」「ワォ・・・!」「クレイジー!」「やった!」「やるな!」「やばいぜ!」「最高!」「スグれ技!」「パーティだ!」「超興奮!」「革新的!」などがあります。
英語版では、Extreme!、Tubular!、Radical!、Awesome!、Insane!、Freak Out!、Whoa...、Wicked!、Mad Skills、Excellent!、Rock On!、Toasty!・・・です。

この日本語訳は実に良い仕事をしています。東北新社版のモンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイルに匹敵する良い仕事です(しつこい)。


褒めてるのか褒めてないのかよくわかりませんが、ゲーム内容そのものはシンプルなPeggleにおいて演出に対する相性というのは大きな比重を占めると勝手に思っています。

ゲーム内容に対しての相性も最後にふれときますが、このゲームは決してただの運ゲーではないです。(配置次第もありますが)ロングショットやフリーボールスキルなんてのは慣れれば狙って取れるようになります。
運が絡んでくるのは軌道と反動を読み、正確にボールを撃って3,4回反動を繰り返した後の話です。ハマるかハマらないかはそこから先の未知の軌道に脳汁が出るかどうかです。
◎キャラ考察的なお話

各ペグルマスターについてのメモ的な。

ビョルン
マジックパワー:スーパーガイド
ダブル:ダブルガイド(DOUBLE GUIDE)
効果:軌道表示が跳ね返りまで表示される
ターン:次から3ターン

初心者向けの軌道表示。3ターン。基本慣れれば不要。
しかし自分はナイツのスタイルショット×6で活用した。

ジミー・ライトニング
マジックパワー:マルチボール
ダブル:トリプルプレイ(TRIPLE PLAY)
効果:フィールド上のボールが分裂
ターン:即効のみ

Popcapの意図は知らんが間違いなくこのゲームのマスコットキャラクター。玉が分裂。密集系のステージで重宝。
ただ緑ピンに当てたとき打ったボールの跳ね返りは通常より若干変わる。

カットタット
マジックパワー:ピラミッド
ダブル:ピラミッドパワー(PYLAMID PILEUP)
効果:フリーボールバケツの縁の拡大
ターン:即効+3ターン

バケツが拡大。しかし末広がり型なので外側に跳ね返っちゃう。あと若干跳ね返りが弱くなるような?

スプローク
マジックパワー:スペースブラスト
ダブル:ビッグバン(BIGBANG)
効果:緑ピンから一定半径内のピンの一斉ヒット
ターン:即効のみ

発射口から直接緑ピンが狙えないと余り役に立たない。使えそうでそこまで使えない。

クロード
マジックパワー:フリッパー
ダブル:フリッパーマニアック(FLIP OUT)
効果:下部のバケツ左右にフリッパー
ターン:即効+3ターン

左右にカニ爪配置。仕様に慣れるとカニ面以外でも場所によっては恐ろしい威力を発揮。
バケツの移動位置も狭まるのでフリーボールも取得しやすくなる・・・かも。

レンフィールド
マジックパワー:スプーキーボール
ダブル:スプークタキュラー(SPOOK TACULAR)
効果:落下したボールを再度上から投下
ターン:即効のみ

バケツにフタがされるので必ず1回下に落ちる。落ちた後再度上から1回落ちてくる。
X軸は落ちたところ。早めに使うと効果ありかも。

ツーラ
マジックパワー:フラワーパワー
ダブル:全速力(PEDAL TO THE METAL)
効果:残っている赤ピンの20%をヒット
ターン:即効のみ

基本通常クリア向け。スライド配置などの場合、中抜けになることが多々あるため逆にその後やりづらくなる場合も多い。
ただし赤ピンのみ消せるので緑&赤配置によってはとっとと赤が消せるため倍率を上げやすくはなる。

ウォレン
マジックパワー:「下記3種」&「他マスターのマジックパワー(ランダム)」の4つからルーレットで決定(固有3種はトリプルスコア、マジックハット×2、ランダム
ダブル:再スピン(LUCKY SPIN)
・トリプルスコア:スコアが3倍。即効+次ターン。
・マジックハット:ボールがハットが付く(軌道が若干変わる、あたり判定が大きくなる)。即効+次ターン。
・エキストラボール:ボールストックを追加、フリーボールと同じ。ちなみにこの目はランダム選択に入る。

まさにバクチ野郎。最終11-5の螺旋で75万オーバーはもはや定番。

シンダーボトム卿
マジックパワー:ファイアーボール
ダブル:すごい火の玉(GREAT BALL OF FIRE)
効果:軌道上のピンを貫通
ターン:次ターン

判定が大きくなった火の玉を放出、ピンは貫通するので即消える。壁の跳ね返りやバケツキックの挙動は同じ。
障害物に隠れたステージや密集した赤で活躍。バケツキックをマスターすることで一層使える。

陳老師
マジックパワー:マジカルボール
ダブル:マジカルマニアック(ZEN MANIAC)
効果:発射前に点数が稼げる角度にCPUが補正
ターン:次ターン

勝手に補正。次のターン。iPhone版は補正に時間がえらいかかる。慣れれば基本いらない。
対戦だとやっかいなのに自分で使うとほとんど使えないあたりリッジ6のMONSTROUSみたいな。

マリーナ
マジックパワー:エレクトロボルト
ダブル:パワー全開(POWER SURGE)
効果:バケツから電撃
ターン:次ターン

最初に当たったピンに対してバケツから電撃をかます。直線上のピンをヒット。
配置ゲーになるけどハマる時はハマる。効果音が良い。

◎スタイルショット的な話

自分が確認できたもののみ載せています。海外サイトを見ると「超スグれ技!(CRAZY MAD SKILLZ)」とかいうのがあるようですが自分は未確認。
共通:
・フリーボールスキル(FREEBALL SKILL):1個ピンに当ててからそのままバケツで回収する。
・ラッキーバウンド(LUCKY BOUNCE):ラッキーなバウンド(バケツの縁に引っかかるなど)のあとにバケツで回収。
・ロングショット(LONG SHOT):赤ピンの次に遠距離の赤・紫・緑ピンいずれかに当てる。画面半分くらい。
・スーパーロングショット(SUPER LOING SHOT):ロングショットより長い距離(画面3/4とか)で当てる。Y軸も影響するっぽい?
・ダブルロングショット(DOUBLE LONG SHOT):ロングショットの後にもう一回ロングショットを決める。
・スグれ技(MAD SKILLZ):条件不明。
・オレンジアタック(ORRANGE ATTACK):赤ピンを一定間隔の間に規定数個当てる。時間・個数条件とかよくわかってない。5個ぐらいでも出るときは出る。残り赤ピンに対して何個、とかかも。
・超スライド(EXTREME SLIDE):短時間で連続して15ピンぐらい当てる。色問わず。
・オフザウォール(OFF THE WALL):壁に当ててから赤ピンを直撃する。発射口から近すぎるとダメっぽい。ある程度距離必要っぽい。

クリア系:
・クールクリア(COOL CLEAR):EXTREME FEVER突入後、他のピンをはじいてULTRA EXTREME FEVERに突入する。
・バケツキック(KICK THE BUCKET):バケツではじいたボールからEXTREME FEVERに突入する。赤ピン直撃でなくても良さそうな。
・マルチボールマッドネス(MULTIBALL MADNESS):EXTREME FEVERに突入後にジミーのマルチボール取得。

iPhone版のクールクリアは複数個当ててUEFに入ればいい様子、最後が赤でもかまわないっぽいです。

キャラ固有:
・フリーボールフレンジー(FREEBALL FRENZY):マルチボールを2個ともバケツで回収。トリプルプレイで3個取ったら2回分入ります。
・ピラミッドの目(EYE OF THE PYRAMID):ピラミッド時にバケツで回収。
・ピラミッドブライド(PYRAMID PICKUP):何回かピラミッドではじいてからバケツで回収。
・フリッパーマニアック(FLIPPER MANIAC):フリッパーで何回か撃ち返す。
・ホットスタッフ(HOT STUFF):火の玉をバケツで回収。
・ハットトリック(HAT TRICK):帽子ボールをバケツで回収。
・イナズマショック(SCHOCK IT TO ME):15個ぐらい電撃でヒット。色問わず。
◎実績的なお話

オフライン:165
Fever病にかかる熱をExtreme Feverで治してください。(対戦レベルを除く)5
Ultraで行こう!1つのレベルの全てのピンをクリアして下さい。とても難しいと思いますが、あなたならできるはず。(対戦レベルを除く)15
Coolで行こう!最後のオレンジのピンと青いピンを続けて消してクールクリアとUltra Extreme Feverを手に入れて下さい。(対戦レベルを除く)10
フリー!フリー!フリーボール!スコアを上げるかバケツを撃って、1ショットで3つのフリーボールを獲得してください。15
アカデミー卒業生アドベンチャーモードをクリアしてPeggleアカデミーで学位をとって下さい。20
Peggle教授チャレンジモードの全てのレベルをクリアしてPeggleマスターを感動させて下さい。25
Peggle博士クイックプレイまたはアドベンチャーモードの全てのレベルで全てのピンとブロックをクリアして爆発的な名誉を手に入れて下さい!30
アドベンチャーのエースアドベンチャーモードの1回のプレイで2000万点を獲得、という困難な挑戦をクリアしてください。30
スタイリッシュ プロジェクトスグレ技、バウンドとスライドを駆使して100万点のスタイルショットを撃って下さい。15


オンライン:35
パーティーマスター毛糸の玉で遊ぶよりもPeggleパーティーで勝つ方がいい!10
ロックロブスター立派な甲殻類ならばXbox LIVE対戦で勝とう!フリッパーを試したかな?15
大喝采究極のクールさを得るには4プレイヤーPeggleパーティーで100,000点を獲得して勝ってください。10


ナイツ追加分:50
Peggle PHDPeggle Nightsのアドベンチャーモードをクリアしよう!Peggle アカデミーのみなさんと知り合いになれます。30
長期在しょく者Peggle Nightsのチャレンジモードですべてのチャレンジをクリアしよう!20
紫のネックレスアドベンチャーやクイックプレイモードのマリーナありのレベルで、紫色のピンを13個ヒットしよう。よし、いい感じ!10
単純に一番難しい実績はPeggle博士かと思われがちですが、個人的に一番難しいのは「大喝采」だと思っています。何故か。

対戦と違ってパーティは自分のプレイが相手に全く影響しないので単純に10万点以上つけるのも結構難しいんですが
(慣れてる人が点数稼げる配置なら他の人も稼げることが多い、時間の経った今はなおさら上級者ばっかり残ってるって事もある)、それ以上に
パーティプレイは途中離脱が自由(参加も)です。
ので負けそうになったら抜けられる事が大多数あり得ます。4人対戦でないと解除されません。こればっかりは運ですので地道にやるしかないです。

ギリギリまで僅差で行ってバケツキック&クールクリアで最後の最後で稼ぐという手もあり、と言うか自分の時はそうなりました。
よく誤解されますが「10万点取って勝つ」ではなく「4人で対戦して、リザルト時に4人残っていて他の3人に10万点以上差をつける」です。
◎まじめに大往生するには
まじめにと言ってもチートを使わないとかそういう意味でなく。


大往生(全実績を解除)しようとする場合、オンライン系のは一つ上で書いたとして、一番の難関は「Peggle博士(全ステージで全ピン消去)」でしょう。教授も十分難しいですが・・・全ピン消去に当たって必要なテクニックはオフザウォールとバケツキックです。これはスタイルショットという意味ではなく、「壁で跳ね返らせたボール(オフザウォール)」を「バケツの縁で跳ね返らせる(バケツキック)」事でバケツのスピードも相まって高速の上昇弾を撃てると言うことになります。バケツキックのタイミングをマスターすることで火の玉を使うと通常消しにくい配置でもあっさり消せたりする場面が多いです。

キャラの選択ですが有力な人材としては、

ジミー:単純にボールが増えるのは有利
クロード:爪を活用すると端から自在の方向に打てるようにもなる
シンダーボトム:貫通するのでピンでの反動を気にせず一気に消せる

この辺が有効かと思われます。一気に消せるキャラは他にもいますが、スプローク&ツーラは配置ゲー、マリーナは配置&タイミングゲーになるので万能度は下がります。ウォレンはこれこそ運ゲー。全ピン消去のPeggle博士よりはスコア系の多いPeggle博士の方に向いてます。


気力があれば自分が苦しんだ面などの攻略もちょこちょこ追加したいと思います。ちなみに自分が無印の博士で苦しんだのは10-5。